【映画】『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』
1. あらすじ
2. 感想
3. 総評
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1. あらすじ
時給112,000円の怪しげなアルバイト。綾瀬はるかに誘われ、主人公の藤原竜也はこのアルバイトに参加することに。その内容は「暗鬼館」と呼ばれる 施設で、男女10人が7日間生活を送るというもの。訳アリなメンバーとの自己紹介を済ませ、就寝時間が迫り自室に戻る藤原竜也。そこには明らかに異様な箱 があった。恐る恐るその箱を開けてみると、中には凶器が入っていた。「どうしてこんなものが…」不安には思うが、疲れから眠りに就く。そして2日目の朝、 事件が起こる…
内容はよくあるサイコホラー + ミステリーです。波乱万丈な人生を演じさせたら日本一の藤原竜也が主演ということで、観てみました。
2. 感想
2. 1 出演者が豪華
ホリプロ20周年を記念して制作された映画なので、北大路欣也さん等の豪華な俳優陣が出演しています。詳しくは公式HPをチェック!
2. 2 天の声がバナナマンの日村
プレイヤーにルールを伝える存在として、司会進行役が必要になります。この作品ではそのナレーションにお笑い芸人のバナナマン日村が起用されています。殺伐とした空気に対して、その声は場違いに明るく、不気味さが引き立っていました。ただ「あっ、この声はバナナマンのキノコの方だ」とわかってからは、顔が浮かんでしまい集中できなくなってしまいました。アニメの見過ぎで「このCV誰だろう?」と考える癖がついてしまっていますね。これはよくない。
2. 3 謎の数値
部屋の中には謎のカウンターが設置されていて、ストーリーの盛り上がりに応じてその数値の増加が激しくなります。視聴者にこの数値は一体なんなのか考えさせるのか、面白いなあと思っていました。しかし…なんの前触れもなくその謎のネタバラシがされます。「えっ、そんなあっけなく…」もうポカーンです。もう少し考えさせて欲しかったかな。
2. 4 極限状態における人間の心理
サイコホラーで何が描きたいかといえば、これですよね。僕はそんな極限状態に陥ったことがないので、よくはわからないですが、はっきり言います。この作品は登場人物たちの起こす行動に、終始理解不能です。「えっ、なんでそんなことしちゃうの?死にたいの?」死亡フラグピンピンでもうギャグです。
2. 5 殺人の凶器
それぞれの部屋には凶器がありますが、種類は異なります。誰がどの凶器を持っているのか、つまり犯人は誰かを推理しながら観ることができ、ミステリーとしては楽しめました(小並感)
3. 総評
ここまで読んでくれた方なら、なんとなく僕が言わんとしている事がわかると思いますが、この映画、僕の中では★★★☆☆です。設定はとても好きな部類なのですが、登場人物の行動に全く理解が出来ませんでした。この映画には原作小説があるので、そちらを読めばいろいろと分かるのかもしれません。120分という制限の下では、起承転結を付けるのは難しいのだなと感じました。
僕は女の子とキャッキャウフフするようなシナリオを書きたいので、ジャンルは違いましたが脚本大事!ということを感じる作品でした。