【アニメ・映画】『言の葉の庭』
1. あらすじ
2. みどころ
3. 感想
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1. あらすじ
主人公のタカオ（CV.入野自由）は靴職人を目指している高校生。彼は雨が好きで、雨の日は地下鉄を使わず、歩いて学校に向かう。そんな雨のある日、新宿御苑の東屋で年上の女性（CV.花澤香菜）と出会う。雨の日に重ねる逢瀬、タカオはそのミステリアスな女に惹かれていく。そして梅雨が終わり、雨の降らない日々が続き…
『秒速5センチメートル』等で有名な新海誠監督の作品です。僕の大好きな花澤香菜さんがCVという事で、これは見なければいけない（義務感）と思い、旧作DVDになった今がチャンス！借りてきました
2. みどころ
2.1 雨の描写
雨といえばジメジメし、陰鬱な気分になりがちです。雨というだけで外に出るのが億劫になります。しかし、この作品を見ることで、雨のイメージがガラッと変わります。舞台である新宿御苑に生い茂る木々の緑と相まって、雨が彩り鮮やかに描かれており、画面を通して、雨で湿った木々の匂いが伝わってきます
2.2 雨の日だけの逢瀬
舞台は新宿御苑の東屋であり、そこには非日常的な空間があります。また、雨の日だけの逢瀬ということもあり、何か神秘的ものを感じさせます
2.3 音楽がイイ！
作中は雨が降っており、落ち着いた雰囲気のしっとりしたBGMがよく合っていました。また、エンディングに流れる秦基博さんの『Rain』は、作品をリフレインさせるような曲で、僕好みでした
3. 感想
音楽・映像が素晴らしいです。それだけでも見る価値はあるのですが、何か影を持った女性と、その大人の女性に惹かれていく男子高校生が上手に描かれています。僕が「あっ、雨だ。自主休講にしよう」と布団の中で眠っている雨の日に、まさかそんな出来事が起こっているなんて…（フィクションですが）。これは梅雨には新宿御苑に通うしかなさそうです。決して大人の女性とワンチャンとか考えているわけではありませんよ。はい。ああ恋したい…
ただし、脚本には「…んん！？」って感じました。起承転結の起・承までは「なかなかいい雰囲気映画だよしよし」と思っていたのですが、「そう転ぶかあ…」って感じです。高校生よ情緒不安定すぎんよ！！僕の好きな展開ではなかったにしても、2人の関係を心から応援し、羨ましく思える作品です。が、性格がミジンコ以下の僕はラブストーリーを見ると「リア充め、クソッ！！」となり、1時間くらい無気力状態になってしまいます。みんなそうですよね？えっ？…
作品は45分程度なのでサクっと見ることができます。これから梅雨のジメジメした季節ですが、この作品を見て、雨も悪くないなと思えるはず。是非おすすめ致します。
