文章力向上計画

文章力ゼロの僕が、成長していくRPG

【映画】第9地区

1. あらすじ

2. みどころ

 2. 1 気持ち悪いエイリアン

 2. 2 クズ過ぎる主人公

 2. 3 ドキュメンタリー調な演出

3. かんそう

4. さいきん

 4. 1 夏が舞台のアニメといえば

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1. あらすじ

 南アフリカ共和国ヨハネスブルク上空に宇宙船が突如現れ、エイリアンがやってきた。母船からはぐれ、遭難してしまった彼らは第9地区と呼ばれる地域に隔離されていた。そして何年かが経った

 エイリアンたちが住んでいることで第9地区近辺の治安は悪化し、住民たちの不満が募っていた。武器産業の大手企業MNUはエイリアンを辺境の地へと立ち退かせることを決行する。しかしその真の目的はエイリアンたちの持つ超技術兵器の押収であった。しかしながら、それらの兵器はエイリアンたちにしか反応を示さず、人間には扱うことができない。主人公のヴィカスはこの作戦の指揮官に指名される。立ち退き通達をするためエイリアンの住処を回っていると、謎の液体を発見する。その液体を誤って浴びてしまい、彼の体はエイリアンへと変態を始めた。見た目は人間であるが、エイリアンの兵器を扱うことができるようになったヴィカス。彼はMNUから研究対象として追われる身となる……

 

2. みどころ

2. 1 気持ち悪いエイリアン

 昆虫をベースに考えられたエイリアンですが、めちゃくちゃ気持ち悪いです。どこか作り物感があった昔に比べ、最近のCG技術はすごいですね。スラムで暮らすエイリアンたちの生活感がよく出ていて気持ち悪いです。可愛い子供のエイリアンも出てきますが、やはり気持ち悪い。エイリアン特有の謎の粘液とか、特に気持ち悪いです

 

2. 2 クズ過ぎる主人公

 この映画はクズな主人公が、物語を通じて成長する話ではありません。終始クズです。同情の余地もない、清々しいクズです。終盤にちょっといい事をしますが、すべては自分で招いたことなので自業自得なところもありますが

 

2. 3 ドキュメンタリー調な演出

 物語の冒頭はドキュメンタリー番組のような構成になっており、インタビュー形式で様々な関係者が過去を振り返っていきます。エイリアンがやってきてから数年間で世界がどのような緊張感を持っているのか、そして立ち退きに至るまでの過程を上手に導入しています。そして中盤では主人公視点へと移り実際にエイリアンに立ち退き勧告していき、終盤にまたインタビューへと戻ります。そうして最後には一つの問いを残し幕を閉じ、非常に渋い終わり方になっています。あまりの渋さにうひょおおおおおお!!!!!!!最後になってようやくこの形式をとった意味が分かり、監督すごいなと。僕の嫌いな視聴者に解釈をお任せしますENDでしたが、しっかりと纏まっていたので満足のいく終わり方でした

 

3. かんそう

 ちょいグロの気持ち悪いエイリアンがうじゃうじゃいますが、そのうち慣れます。それよりも主人公のクズさが引っかかる作品でした。おかげで感情移入とかはなく、第三者目線で見ることができました。「ああこんな人もいるんだな、へぇー」って感じです。また、主人公を追う組織がもう脳筋のバカ軍人でドンパチするだけ、ストーリーに深い内容はありません。しかし、映画の構成という点においてはとても惹き付けられました

 以上から僕の評価は☆★★★★です。主人公がクズ過ぎて減点です

 割と主人公TUEEEEな展開するので爽快感はあると思います。人間が破裂する様は見ていて清々しいので暑い夏にぴったりですね!

 

4. さいきん

4. 1 夏が舞台のアニメといえば

 夏です。夏休みです。大学生ならば2か月余りあるこの長期休暇、暇を持て余している人も多いのではないでしょうか。「自分アニメ大好きです」って言うと「おすすめのアニメあります?」って返してくれる人の多いこと。こうやって相手の趣味に合わせて会話を進められる人は素晴らしいですね。話せることの少ない僕がどんだけこれに助けられたことか。そんな時は非オタにも人気な『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』あたりを勧めるんですが、本当のことを言えば『STEINS;GATE』一択です。僕が花澤さんを好きなったキッカケの作品です。大学生の夏休みが舞台で、見るなら今でしょと。とにかく伏線やリアルな世界観が素晴らしい。設定厨の僕にはたまりません。しかしネットスラングオタッキーな会話が多いので、非オタの人にはアダージョな展開かもしれません。けれど物語の半分(全24話)に差し掛かった時、目まぐるしい展開にアチェルランド。ラストにはバラバラだった伏線が一つにガチッと合わさり激情のフォルテッシッシモ!!!!!!!!!

 とにかく暇があれば見てみてね