【映画】『インセプション』
1. あらすじ
2. みどころ
3. かんそう
4. さいきん
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人間は夢を見ているときが一番無防備である……
この映画はターゲットの見ている夢の中に侵入し、アイデアを盗む「エクセプション」が可能であるという設定のSFです。設定が少々難しく、裏の裏をかく騙し合いなど、頭を使いながら観ないと置いて行かれてしまいます
1. あらすじ
主人公のコブ（レオナルド・ディカプリオ）はエクセプションによりターゲットの夢（潜在意識）に潜入し、アイデアを盗む企業スパイ。そんなコブに大きな仕事の依頼が舞い込む。依頼主は巨大な権力を持つ企業のトップ、サイトー（渡辺謙）。その内容は、ライバル会社の解体というアイデアを社長の息子に植え付ける”インセプション”であった。インセプションはとても困難であるが、妻殺害の容疑がかかっているコブは子供に会うことができない。どうしても我が子に会いたいコブは犯罪歴の抹消を条件に仕事を受ける
これは失敗の許されない仕事である。コブは相棒のアーサーと共に、各分野でエキスパートの仲間達を探し始める……
といった『オーシャ○ズ11』のような展開です。ありふれた展開ですが、設定はなかなか面白いですよ
2. みどころ
2. 1 なんといってもインセプションという設定
この映画は夢（＝潜在意識）の中に入れるという設定が面白さの全てです。もちろん夢の中なので何でもアリです。銃にバズーカに戦車に、大乱闘が繰り広げられます。
また、夢の中には複数の階層があり、インセプションをするためにはより奥深くの階層でアイデアの定着をさせなければいけません。階層を降りるには夢の中で夢を見ることで、どんどん下へと下がっていきます。このとき下に下がるにつれて、時間の経過が遅くなっていきます。なんでも夢を見ることで脳がオーバークロックされるとか。第1層での10秒が、第2層では30分、さらに第3層では3時間となるわけです。現実世界では1，2時間でも、夢の中では何日も過ごせると。これで時間の制約はなくなり、映画の尺も好きなだけ伸ばすことができる、一石二鳥ということですね。
さらに階層間では物理的な影響があります。この設定考えた人、頭冴えすぎです。具体的に言えば、1層で夢を見ている（＝第2層へダイブ中）人の顔に水がバシャーンとかかったとします。すると第2層では大洪水が起こるという具合です。あるいは車の中で寝ているとすれば、車がカーブを曲がるときの遠心力が、第2層にも影響し世界がグワンとなるのです。ネタバレになってしまいますが、第1層でジャーンプからの自由落下で無重力状態になるのですが、第2層ももちろん無重力になります。その時の無重力アクションが素晴らしい！！僕の脳汁が迸りました。この設定は何かに生かせそうなのでメモメモ……この階層間で物理的影響が出るという設定、本当にすごいです
3. かんそう
あれ？みどころが一つしかないぞと思いのあなた。そうです、その通りなのです。この映画はこの設定が最高に面白く、それ以外はまあまあなのです。強いて言うならば、プロフェッショナルな仲間たちを集めているシーンは好きでした。ゲームのRPGっぽいですね。だんだんと仲間が集まっていく過程は、とてもたぎりますよね！あと、この映画の冒頭はサイトー（渡辺謙）の夢の中からスタートするのですが、外人の好きなジャパン像が随所に現れていて「うわー、出たよ」って気持ちになります。豪華絢爛なお城の舞台セット「こんな城、日本で見たことねーよ」って感じです。そこが面白い？といえば面白い。同じ映画監督の作品に『バットマンズ ビギンズ』があるのですが、その作品にも渡辺謙が出演、謎の忍者集団の登場など日本演出好きな監督さんなのですね
兎にも角にも、この設定だけで飯が食えるほどの面白さ。少々頭を使わないといけないという点を考慮して評価は☆★★★★（限りなく5に近い4）とします。時間的にも、精神的にも余裕のある人に見て欲しい作品です
4. さいきん
それでは近況報告。今週は研究室に教授がいません。ということで……自由だぁああああああああああ！！！！！！！！鬼の居ぬ間に洗濯とは正にこのことですね。悠々自適なラボライフ！を送っています。そんな研究室メンバー達と「人狼」ゲームをして盛り上がりました。就活終わったらみんなでやりたいぞ！という僕の夢がかないました。よかったよかった。結構な回数みんなでプレイしたのですが……僕が人狼にならないどういうことだ！！平民ばかりで人狼に食われるまくっている。僕も狼となってかわいい女の子を食いたいぞおおお（魂の叫び）
あと、3DSソフト『ファイナルファンタジー シアトリズム カーテンコール』を購入しました。超有名RPGであるFFシリーズの音ゲーです。前作をプレイしたことがあり、もういいかなって思いスルーしていたのですが。昨日、衝動買いしてしまいました。プレイしてみて、曲数の多さにびっくりです。ナンバリングタイトル以外も収録されており、ゲームキューブでめちゃくちゃハマったFFCCの楽曲もあるじゃあないか！懐かしい記憶がよみがえるぞ……そう、あれは僕が中学生のころ。放課後の技術家庭科室の前、クラスで好きな女子に勢いで告白してしまい、返事を聞かずにその場から逃げ出してしまった。次の日、死ぬ思いでやっと学校に登校してみると、依然と変わらぬ態度で接してくる彼女。初めての失恋。相手にとても悪いことをしてしまったなと反省をしている僕は、それ以来、自分から告白することはなくなってしまったという……信じるか信じないかはあなた次第です
ではでは、次回の更新を乞うご期待！
