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【アニメ・映画】『ガンダムUC episode7 ~虹の彼方に~』

 今回は5月から放映されているガンダムUCを観てきました。放映開始から随分時間が経っているだけあって、劇場内はガラガラ(採算取れるのかと心配してしまう程)快適に観ることができました。

 この映画は機動戦士ガンダムシリーズと世界観が繋がっているため、今回はシリーズを観ていないあなたにも興味を持ってもらえるよう、かなり大雑把ですが、あらすじをまとめてみようと思います。実際映画を見る分には、過去作が分かっていなくても十分楽しめますが、重要なバックグラウンドだけでも伝えられればと思います

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1. あらすじ

2. みどころ

3. かんそう

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1. あらすじ

1. 1 宇宙世紀シリーズまとめ

機動戦士ガンダム

 初代ガンダム、すべての始まりです。「親父にもぶたれたことがないのに……」で有名なアムロ・レイが大活躍のロボットアニメです

 宇宙世紀、地球では人口が増えすぎてしまい「宇宙開拓してきてね、ヨロシク^^」と一部の人類を宇宙に追放。彼らはコロニーを建設し、その活動領域を広げっていった。彼らは地球人=アースノイド、宇宙開拓民=スペースノイドと呼ばれるようになる。スペースノイド達の国「ジオン共和国」の指導者ジオン・ズム・ダイクンは「宇宙にいると人類は進化して新人類『ニュータイプ』になるんだな、これマジ」と「ニュータイプ論」を提唱、が突然の死。国は「ジオン公国」と名を変えザビ家が牛耳るように。そしてスペースノイドと積極的にドンパチし始め、これを一年戦争と呼ぶ。ダイクンの息子は、かの有名な彗星のシャア。「オトン殺したザビ家許すまじ……!」という事で軍に入って逆襲を誓う

 そして15歳のアムロ登場。偶然、地球連邦軍スペースノイドの軍)VSジオン軍の場に居合わせ「マジかよ、戦うべ」と思っていたらガンダムが落ちていたので借りパク。そしてジオンのモビルスーツ(=ロボット)をガンガン倒していく。流れで地球連邦の軍艦ホワイトベースに乗ることになりジオンと戦っていく。艦長はアムロを殴った張本人のブライト・ノア

 アムロガンダム無双していくと、劣勢だった地球連邦が勢いを巻き返し、ジオンが「うわあああああ、白い悪魔だああああ」と戦慄。ジオンのエースパイロットとなっていた「赤い彗星」のシャアが「あいつ、俺のライバル認定」と何度も交戦。

 戦っていくうちに、アムロはジオンのパイロットであるララァ・スン(褐色ヒロイン)と出逢い恋心を抱く。ララァはシャアに惚れており、ドロドロの三角関係。ララァニュータイプであり、アムロは彼女との触れ合いを通して「人は分かり合えるんだ」とつられてニュータイプ化。ここでのニュータイプとは、人と人との相互理解上手くなる力、コミュ障には喉から手が出るほど欲しい能力。そんな2人がイチャラブしていたのでベリー嫉妬なシャアがアムロに攻撃、がアムロ優勢となりとどめの一撃を入れようとしたら、ララァがシャアを庇い戦死。2人の男の最高のトラウマに。

 そしてアムロ怒りのガンダムジオン公国を追い詰め、シャアとの因縁にも決着を付け、地球連邦軍が勝利を収め一年戦争が終結 ~Fin~

 

機動戦士Zガンダム

 一年戦争終結から7年後の物語。

 ジオンに勝った地球連邦は調子に乗り始めスペースノイドを弾圧。そのエリート部隊を「ティターンズ」と呼ぶ。それに対抗すべく設立された反政府組織「エゥーゴ」。さらにジオン公国残党は幼女ミネバ・ラオ・ザビを王女に擁立し、摂政としてBBAハマーン・カーンが「アクシズ」設立。そんでもって資源採掘艦「ジュピトリス」が木星から帰ってきて参戦。4つの組織が入り乱れる大乱闘ス○ッシュブラーザーズ状態、これをグリプス戦役と呼ぶ

 主人公のカミーユ・ビダンは女のような名前にコンプレックスを抱く少年。流れでエゥーゴモビルスーツ奪取作戦に参加し、戦いに身を投じていく。同じ艦にはクワトロ・バジーナと名乗るどっからどう見ても赤い彗星のシャアがいる。

 そうこうしているうちに、カミーユは街で女に一目惚れ。その女フォウ・ムラサメは敵組織ティターンズのパイロット「強化人間」でした。なんだ、この妙な既視感は……それはさて置き「強化人間」とは、アムロみたいなニュータイプが戦場でもうめっちゃ強い舐めプ状態なので「人工的にニュータイプ作っちゃおう!」と偉い人は考えた。薬漬けの精神操作で超人できたけれど、豆腐メンタルに仕上がってしまう。そんなフォウも死んでしまいカミーユ激怒、手当たり次第敵を倒していく。

 ラスボスであるジュピトリス館長のパプテマス・シロッコがこりゃもう強すぎて敵わん。と思ったらカミーユが気合をいれると、ニュータイプ(=オカルト)能力によって新型機Zガンダムの出力上がってシロッコ撃破、グリプス戦争終結。しかしカミーユの精神は崩壊してしまったのである ~Fin~

 

・機動戦士ZZガンダム

 グリプス戦争が終わり、疲弊した「エゥーゴ」や「ティターンズ」に対して「アクシズ」のハマーンは「乗るしかない……このビッグウェーブに!」ということで組織名を「ネオ・ジオン」に変え、地球圏制圧に乗りでる

 今作の主人公であるジャンク屋のジュドー・アーシタは、近所にZガンダムを乗せた戦艦が来ているとのことで、ちょっと拝借しに行く。しかし、これまた流れで戦争に巻き込まれていく。ジュドーは戦っていくうちに、敵のニュータイプであるエルピー・プルと知り合う。ジュドーはプルに自分を「お兄ちゃん」と呼ばせて楽しむ紳士となる。ネオ・ジオンも優れたパイロットを確保するために「強化人間」を作る。ネオ・ジオンは、ニュータイプであるプルのクローンを元にそれを調整することで比較的安定した強化人間を作ることに成功した。そのうちの一人がプルツーと呼ばれる少女である。ジュドーはプルやプルツーに戦いをやめるように説得し妹ハーレム帝国設立を試みるが、二人共死亡。ここからお決まりの流れで、鬼の形相のジュドーハマーンを倒し、めでたしめでたし。ジュドー木星へと旅立っていった…… ~Fin~

 

機動戦士ガンダム逆襲のシャア

 地球連邦のスペースノイドに対する扱いに、もう我慢ができなくなって赤い彗星のシャアが反乱を起こす。第二次ネオ・ジオン抗争である。

 シャアは地球に小惑星5thルナをソイヤっと落とす。それでも強情な地球連邦に「アカン、もうキレた。人類には幻滅ですわ」と今度はもっと大きな小惑星アクシズを落下させる。それに対しアムロは「おいおい、何やってくれてんの」と阻止しに行く。もう地球の引力に引かれ、止めることは無理かと思われたが、アムロニュータイプ(=オカルト)能力発動。緑色の光が出てきてアクシズは地球から離されていき、地球滅亡の危機を逃れる…… ~Fin~

 

そして今作「ガンダムUC」へと繋がる。

 

※以下追記(6/19)

1. 2 機動戦士ガンダムUC episode1~ユニコーンの日~

 宇宙世紀0096年。「それが開かれるときには連邦政府が滅びる」と言われる「ラプラスの箱」。連邦政府を影から操るビスト財団はこの箱を所持し、莫大な富を築き上げていた。そして今、そのラプラスの箱をネオ・ジオン残党に譲渡するという密談が行われていた。

 主人公のバナージ・リンクスは工業コロニー・インダストリアル7に通う学生である。ある日、彼は謎の少女オードリー・バーンを助ける。バナージは彼女と出会いに運命を感じる。オードリーは戦争を止めるため、このコロニーにあるビスト財団別荘に向かっているという。彼女はネオ・ジオンラプラスの箱が渡るのを阻止しようとしていた。バナージは追っ手をかわし、オードリーを目的の場所に届けるが、コロニーでは戦闘が始まる。オードリーを守りたい、そう強く願うバナージははぐれてしまった彼女を探していると、瀕死のビスト財団当主のカーディアス・ビストと出会う。ビストはバナージに人間の持つ内なる可能性を見出し、破壊しようとしていたユニコーンガンダムを託す。ビストはこのユニコーンガンダムが戦争の火種となるラプラスの箱を開く鍵であること、さらにバナージの出生の秘密を告げる。そうしてバナージはラプラスの箱を巡る戦いに巻き込まれていくのであった……

 

 という感じで物語は始まり、全部で7つの映画で描かれています。エピソード2以下のネタバレは避けつつ、ラストのエピソード7を観終わって感じたことをつらつらと述べたいと思います

 

2. みどころ

2. 1 魅力的なキャラクター達

 本作品は地球連邦軍と、ネオ・ジオン残党の戦いが描かれています。その中で地球連邦の戦艦ネェル・アーガマと、ネオ・ジオンの航宙貨物船ガラン・シェールの2隻の船がメインとなって話が展開していきます。主人公のバナージはそれらの船を行ったり来たりして、様々な人たちと触れ合い成長していきます

 その中で、僕が特に印象に残っている登場人物がガラン・シェール隊のモビルスーツパイロットである、マリーダ・クルスです。ちょっと老け顔ですが18歳の少女です。アイスクリームが好きです。可愛いです。オードリーがヒロインという設定ですが、真のヒロインはマリーダだと思います、僕は。義父であるガラン・シェール隊隊長のジンネマンとのやり取りがもう。ハンカチなしには見られません。戦争のない、平和な時代に生まれて欲しかったよ……チクショウ!!って感じです。その時はもちろん僕が養父となって、責任をもって育てる覚悟があります。ああマリーダみたいな娘が欲しいよ

 他にも魅力的なキャラが多く出てきます。ネェル・アーガマの艦長オットーは上層部に振り回され、苦悩する中間管理職であり、副艦長の女性には頭が上がらなかったりと、リアルな父親のような等身大の人間性が好きでした。初めは頼りない彼も物語が進むにつれ艦長としての貫禄が出てきます。後半はめちゃくちゃカッコイイです。それに比べてリディは……リディ・マーセナスはその艦のパイロットです。信じられないくらいの豆腐メンタルで場を混乱させていきます。けれど、スパロボでは強かったので許します。

 そして、本作品の主人公であるバナージ・リンクス。ガンダム作品の主人公はどこか「俺が正義だ!力でゴリ押しするぜ、オラオラァ!!」って感じがして好きではないのですが、このバナージは好感が持てる主人公でした。次回作のスパロボでは、もっと回避してくれることを願います

 

2. 2 壮大なBGM

 オーケストラが奏でるBGMは素晴らしいの一言。黙ってこれを聞けば良いのです↓


機動戦士ガンダムUC O S T 02 『UNICORN』 - YouTube

 

2. 3 ラプラスの箱

 この作品の要となるラプラスの箱。一体なんなのか想像しながら観ることができ楽しかったです。エピソード7でその正体が明かされるのですが、まあ納得できる内容でした。ちょっと小ぢんまりとしすぎかなとも感じますが、広げた風呂敷をちゃんとしまえていたので満足です。僕の最も嫌いな「考え方は視聴者の皆さんにお任せします」ではないので、安心してください

 

3. かんそう

 僕の満足度高めの作品でした。ストーリーや、作画、音楽どれをとっても最高級です。ただ、7作品もあるので結構時間がかかります。見ているときは時間が気にならないくらい没頭してしまうのですが、ちょっとなあ……と思う人もいるかと思います。という事で評価は☆★★★★にしたいと思います。単純にロボット好きだよという人や、戦争とは……なんて真剣に考えてしまう哲学的なあなたにお勧めではないでしょうか。

 

4. さいきん ←NEW

 ブログ書いてるうちに、自分自身のことも語りたいなと思い始めてきてしまいました……芸能人気取りではありません、決して!!そんなこんなで、今後は自身の近況報告なんかも、チョコチョコとまとめていきたいと思います

 今週はゼミの発表がありました。僕の研究室では週一、3時間程度のゼミがあり、当番制で学生が最近の研究論文を紹介します。これがなかなかヘビーな行事なのです。当番となった学生は膨大な論文の中から、自分の研究に関係のある論文を探します。これが先ず辛い。最先端の専門的な研究をしていれば、似たような研究なんてほとんどありません。そうして苦労して論文を探したら、次に教授にそれがどのように興味深いか説得しなければなりません。それもなかなか大変なのですが、僕はもう「これしかありません!」「ここが面白いでしょ!」とかなりゴリ押しして有無を言わせないようにしています。1年間やってきて身に付いたスキルかもしれません。そして最後、ゼミの日に論文を紹介するのです。ここがクライマックス。圧迫面接ばりの粗探しをされます。なのでかなり勉強していかないと、もうボコボコのノックアウトです。教授の愛のムチを感じます。僕はドMの紳士さんなのでへっちゃらですが……そんなゼミが今週ありました。割とスムーズに進み、2時間で終わらせるなど、結構頑張りました。最後に教授から「こういう感じで発表してくれると、わかりやすくていいね」と言われた時には、強烈なムチからのあまーいアメで危うく男に惚れてしまうところでした。そんな一週間でした